どうも38(さや)です!
早速ですが、2021年度もIT導入補助金が実施されるそうです!(・ω・ノノ゙パチパチ[1]新型コロナウイルス感染症関連 … Continue reading
というわけで、今回は、2021年度のIT導入補助金について2021年1月30日現在で分かっていることをお伝えしたいと思います。
目次
まずは、2020年度の振返りから!
残念ながらIT導入補助金は、採択率(応募総数のうち採択(交付決定)された数の割合)が公表されていません。(ケチっ!)
公表されているのは、交付決定事業者一覧のみ。
というわけで、ど根性でカウントしてみました。多少のカウントミスは許してくださいm(__)m
なお、A&B類型の1次公募は2020年度内に行われたようなので、カウントの対象はA&B類型は2~10次、C類型(特別枠)は1~9次募集分です。
まずは、A・B・C類型の交付決定事業者総数から。
A・B・C類型の交付決定事業者総数
採択数 | % | |
A類型 | 4,040 | 16% |
B類型 | 155 | 1% |
C類型 | 21,181 | 83% |
総数 | 25,376 | - |
C類型が交付決定事業者の8割を占める結果。どうしてなのか?
C類型は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い事業環境が受けた影響への対策や感染拡大防止に向け、具体的な対策に取り組む事業者向けでした。(詳しくは、下記の記事を参照ください)
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新型コロナウイルスの猛威はご存じのとおり。そのため、IT導入補助金も急遽「C類型」という特別枠を設けたことからもわかる通り、困っている事業者への支援を優先したのだろうな、と考えます。
次に、募集次ごとの交付決定事業者数の推移を見てみましょう。
募集次ごとの交付決定事業者数の推移
※C類型は、Y軸を1~9次募集と置き換えてグラフをご覧ください(;^ω^)
ここで1つ記事をご紹介したいと思います。経済省サービス政策課に電話をし、大体の倍率を教えてもらった、という中小企業診断士(猛者)の方のブログ記事です。
このブログ記事(【2020年度IT導入補助金】気になる採択率は?)によると、採択率は、だいたい2倍、つまり2人に1人が交付決定(採択)されるということです。(ですよね?)
いずれにせよ、採択率が100%=応募すれば必ず交付される!わけではない。
とすると、上のグラフから言えるのは、「応募は、早い方がよい」ということ。
だって、仮に採択率(交付決定率)が2倍として、単純計算で、一番最初の募集次のライバル数は756事業者×2=1,512事業者に対し、最終募集次は3,594事業者×2=7,188事業者。約4.8倍ですよ!どうせ応募するなら早い方がよいでしょう。うん。
ちなみに、2020年度の各募集次の締切りは、以下のとおり。
2020年度IT導入補助金 締切り一覧
A&B類型 | C類型 | 締切り | 前の締切りからの間隔 |
第1次(臨時対応) | - | 2020/3/31 | - |
第2次 | 第1次 | 2020/5/29 | - |
第3次 | 第2次 | 2020/6/12 | 14日 |
第4次 | 第3次 | 2020/6/26 | 14日 |
第5次 | 第4次 | 2020/7/10 | 14日 |
第6次 | 第5次 | 2020/7/31 | 21日 |
第7次 | 第6次 | 2020/9/2 | 33日 |
第8次 | 第7次 | 2020/10/2 | 30日 |
第9次 | 第8次 | 2020/11/2 | 31日 |
第10次 | 第9次 | 2020/12/18 | 46日 |
なお、A&B類型の第1次(臨時対応)の募集開始は2020年3月13日、A&B類型の第2次/C類型の第1次は2020年5月11日で、その他は随時募集でした。
後ほど改めて書きますが、2021年度の公募スケジュールは、2021年1月30日現在で未定です。
が、2020年度と同じで募集開始!だとしたら、3月には第一弾がくるのか?
本気で交付を狙うなら、日々のチェックが必要そうですね。
最後に、都道府県別の交付決定事業者数を見てみましょう。差があるのか無いのか、私が気になるので!(笑)
都道府県別の交付決定事業者数
(想定どおりですが)東京都、圧倒的ですね。
C類型の交付決定事業者数が多い=新型コロナウイルスの影響を特に受けた都道府県の交付決定事業者数が多い。順当な結果だなー
2021年度 IT導入補助金について
2021年1月30日現在、わかっていることは以下のとおり!
【基本情報】
対 象:中小企業・小規模事業者 等
補助額:30~450万円(※低感染リスク型ビジネス枠のうちテレワーク対応類型は30万円~150万円)
補助率:通常枠 1/2、低感染リスク型ビジネス枠 2/3【想定される活用例】
中小企業等が行う、バックオフィス業務の効率化や新たな顧客獲得等の付加価値向上に資するITツール等を導入する
①通常枠の導入例
・経理業務を効率化するため、インボイス制度に対応した会計ソフトを導入
・労働基準に関する制度に対応した労務管理を効率的に行うため、勤怠管理ツールを導入②低感染リスク型ビジネス枠の導入例
・顧客対応業務や決済業務、会計管理業務における顧客と従業員同士の間における接触機会を低減し、より効率的に実施できるような「遠隔注文システム」、「キャッシュレス決済システム」、「会計管理システム」の同時導入
・テレワークを実施するためにクラウド型の勤怠管理システムとweb会議システムを導入【公募スケジュール】
未定(詳細が決まり次第公表します)
★IT導入補助金の応募方法等の詳細は、下記のサイトで公開予定です。
①通常枠の問合せ先
サービス等生産性向上IT導入支援事業事務局ポータルサイト
電話番号:0570-666-424(※IP電話等からお問合せの場合は042-303-9749までご連絡ください)
受付時間:9:30~17:30(土日祝日除く)②低感染リスク型ビジネス枠の問合せ先
中小機構・生産性革命推進事業ポータルサイト
中小企業基盤整備機構生産性革命推進事業 コールセンター(※可能な限り、メールによるお問い合わせをお願いします)
メール:seisanseikakumei@smrj.go.jp
電 話:03-6837-5929
「通常枠」は経理業務や労務管理の効率化に関するITツール、「低感染リスク型ビジネス枠」は遠隔注文・キャッシュレス決済・会計管理システムの”同時”導入、クラウド利用を前提としたテレワークの実施に対しての補助を想定しているようですね。
現時点での問合せ先が枠によって異なる点も、注意が必要だなー
まとめ
2020年度のIT導入補助金の記事にも書きましたが、補助金ありきで申請するパターンは、あまりオススメしないです。
大抵、導入したITツールが十分活用されないままになってしまうので…
「想定される活用例」に合致するようなITツールの導入をご検討中の方は、ぜひ、早い募集次でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
すでに相談の受付を開始している支援機関や支援事業者もあるようなので、相談先に心当たりのある方は、お早めに問合せしてみるのもよいかと。
この記事が少しでも皆様のお役に立ちますように!最後までお読みいただき、ありがとうございました(^0^)/
References
↑1 | 新型コロナウイルス感染症関連 経済産業省の支援策ページの支援策パンフレット『新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ』のP.39を参照ください |